凡人OL成長記

ふつうのひとを気取っている

春ってしんどいなっていう話

こんにちは。

 

もう5月も中旬ですね。早い。

人は何故毎年6月になると「今年ももう半分終わるんだ…」って言うんでしょうね。今年もそろそろそう思う時期が迫ってきました。

 

今日は新入社員を見て思ったことを書いていこうと思います。

 

私の働く会社にも、新入社員が配属されました。

私も気づけば社会人5年目に突入し、「歳が近いから気軽に声かけてね枠」から卒業した感があります。やっぱり5歳も違うと見た目からして全然違う。初々しさなんてものはとっくの昔に消えた。

私と同い年さらには一年後輩たちの中には教育係になっている人もいるので、年次的には立派な先輩です。

 

新入社員を見ると心がざわざわするので、毎年春が来るのがしんどい。

 

私は派遣社員です。厳密に言うと派遣会社の正社員として、ある企業に派遣されている、という形なのですが。

新卒からこのような感じで働いて今まできたので、普通の正社員としての働き方というのは今までしたことがありません。

いろいろな事情があってこのような働き方を選択しました。もちろん本当は新卒で正社員になりたかったです。生きていけるか不安で仕方がありませんでした。でも何でも良いから働かなければなりませんでした。

 

4月1日に早速配属されました。実家から大学までの通学と途中まで同じ路線だったのですが、1限は1年生以降取っていなかったので久々の満員電車でしんどかったです。電車の遅延に巻き込まれ、痴漢にも遭うっていう散々な初日だったことを覚えています。

初日こそPCの設定等で終わりましたが、翌日には仕事をレクチャーされました。

一方、同い年の新入社員達は4月1日に部全体の中で紹介があり、皆さんに大拍手で歓迎されていました。私もそれを見て拍手を送りました。あまりの待遇の差に涙目になりました。翌日以降、新入社員達は二週間ほどの研修のため、職務エリアには現れませんでした。その間も私は特訓特訓特訓…。新入社員達が職務エリアに現れる頃には私は仕事に慣れつつありました。あの二週間でみんな何を学んでいたんだろうか。

 

日常業務については社員も派遣も同じことをしています。特定の案件に関しては社員しか関われないようになっているっていうくらい。

4年働いても給料はほとんど変わらないし有給も労働法スレスレしか貰えません。法学部出身なので法律はある程度知ってます。

 

 

先日、社員登用のアナウンスがありました。リーダーからこれからも一緒に働きたいと思ってるから検討してくれませんか?という声がけがありました。

 

でも、登用試験へのエントリーは見送りました。

それは、就活失敗に囚われているからだと気付きました。

あれから4年経っても、初日に感じた劣等感、悔しさを忘れられません。未だに新入社員の群れを見ると胸がモヤモヤします。同期が〜とか言ってる人を見ると孤独感を感じます。

 

もちろん新卒にはもう戻れません。転職したとしても同期はいません。

でも、自分の手で、自分の希望した企業の内定を獲るという体験を一度でも良いからしてみたいのかもしれません。

 

今お声がけいただいているのは自分のこれまでの真面目な頑張りが無ければなかったと思います。この4年間頑張った自信があります。

だけど、4年前に就活に負けた自分に勝ちたい。自分の納得いく職に、自分の力で就きたい。そういう気持ちがずっとあるんだろうなって思います。

 

今いる企業にそのまま就職できたら、昇進やら将来性云々は置いておいて、とりあえず当面はお金に困らない人生を送れるだろうなと思います。

けど。やっぱり就活に勝ちたいっていう想いが強いんだろうなって思います。

 

 

呪いに近いな(笑)

今時こんな奴いるのかな。就職氷河期でもあるまいし。

 

 

なんかもうよくわからなくなってきた。

こんなこと言ってるけど、自分のやりたいことって何かはっきりした答えを出せないでいるんだよな。 

社会の変化やら技術の変化やらで、今ある仕事も10年後にはどうなっているかわからない。今の職場が危ういのはもちろん、もし転職できたとして、そこで安心なんてしていられないわけで、新しいものをどんどん取り入れられるような人でないと残っていられない社会なんだと思ってる。

 

大人ってこんなに大変なんだな。

 

 

先日、かつての推し(1個下)が第二子妊娠を発表した。もう一人の推し(同い年)は自分の好きな分野でプロ試験に合格して、自分の店までオープンできる運びとなっている。

私が就職してからの4年間って何だったんだろうか。自分は前に進むことができているのだろうか。

 

 

春生まれだけど、春は大嫌いな季節だ。